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今回、女子一般の部でベスト4のうち2名がカットマンでした。

二人とも準決勝で負けたので、テレビ放映の決勝には顔を見せませんでした。

しかし、これは大変な快挙です。

かつて全日本では、羽佳さんという強いカットマンがいましたが、

私は現役時代を知りません。

現役時代を知っていて、全日本を制覇したカットマンは王輝です。

羽佳さんも王輝さんも中国の出身で、日本に渡ってきた元々強い選手。

しかし、今回ベスト4に入った二人は日本の子。

スポットライトが当たっている黄金世代が、平野美宇ちゃん以外軒並み

脱落していく中で、特に注目も薄めの二人が勝ち上がったのは喜ばしい限り。

とはいえ、二人とも世界の舞台で既に相当な実績を持っています。

そのうちの一人、四天王寺高校の橋本ほのかちゃん。初めて見ました。

攻撃のキレが抜群。もちろん守備力も高く、見ていて負ける気がしない。

今は若くて実力のある選手が山のようにいますが

近いうちに全日本で優勝したらいいな、と今後の最注目株!!

もう一人の佐藤瞳ちゃん。こちらは何度も見ててお馴染み。

めっちゃ気が強そう、性格悪そう(これは偏見)、という印象で

まぁ、友達になるわけでもないのだから、性格なんかどうだっていいのに

何故か、好感持てず、あまり応援しようという気にならない選手。

でもプレーはかっこいいです。日本女子カットマン軍団を牽引して下さい。

彼女も世界選手権の代表に選ばれました。大躍進を期待します(これは本心)。

石垣優香ちゃんは私が卓球観戦を始めた時(かれこれ10年以上前)、中学生でした。

それがもうすっかりベテランになってしまいましたが、ずっと応援してます。

今回ベスト8まで進みましたが、橋本ほのかちゃんにコロっと負けました。

私は直接対決の試合は見れませんでしたが、金曜日の二人の試合を見てて

石垣優香ちゃんの負けを予感しました。

長らく、日本人女子カットマン最強の地位を守ってきましたが

彼女の時代は終わりだなと感じました。残念ですが。でも応援してます!

牛島星羅(日立化成)はちゃんを付けて呼ぶ雰囲気ではありません。

すらっと背が高く、大変スタイルが良い。

高卒社会人1年目ですが、顔は相当ふてぶてしい。

強い選手である事は知っていましたが、見たのは初めて。

プレースタイル(体の動かし方)としては、今回、最も好きなタイプです。

もちろん、攻撃も上手なのですが、他のカットマンにありがちな

攻撃時のゴリゴリ感がなくて、軽やかで自然な感じなのです。

迫力や力強さには欠けますが、優雅で素晴らしかったです。

まぁ、私なぞ一生無理なのですが、あんな風になりたい!と憧れる感じ。

同志社の朝田選手は政本選手と組んだダブルスだけのエントリーでした。

名前も聞いたことのない選手だけど、なんと佐藤瞳橋本ほのかペアを破ったのです。

朝田選手はカットマン、政本選手は攻撃マン。そんな二人のリズムが

相手を翻弄したのだとしか思えない。

個々で対戦したら、同志社の二人に絶対勝ち目はないと思うのだけど

ダブルスは往々にして、そういうことがありますね。

谷岡あゆかちゃんはかつてエリートアカデミー1期生として

ジュニア時代は丹羽孝希と共にユースオリンピックで優勝したり

全日本ジュニアの部で優勝経験もあり、日の丸背負うカットマンになると思ったのに。

今は日体大の選手として、毎年、全日本には出場していますが成績はパッとしません。

過去の栄光を知ってるだけに、物悲しく可哀想です。

今年は木曜日に散ってしまったので、試合を見る事はできませんでしたが

陰ながら応援しております。来年もまた見に行けたら応援したい。

いやはや、ウダウダと書きました。

読んでくれた方、お疲れ様でした。



実は全日本観戦前、月曜から風邪をひいてしまい、薬を飲みまくって

早期撃退を図ったのですが、上手くいかず、水曜の原田練習はお休みし

木曜日はフラフラの状態で東京行きの飛行機に乗ったのでした。

今回の主目的は「新旧カットマンの研究」でして、新しい選手の発掘に

木曜日は最適なのですが、木曜日は東京体育館入りしても頭痛はするし

熱のため全身のだるさが半端なく、本来ならば、カットマンの試合の台めがけ

徘徊したり、双眼鏡で遠目の台をチェックしたりするのですが

そんな元気は全くなく、3階席でぐったりぼんやりと会場を眺めてました。

ってなワケで、残念ながら、新規カットマンについてはほぼ収穫なし。

金曜日にはすっかり元気になって、勝ち残っていたカットマン達を

ガンガンに凝視して楽しい時間を過ごしました。

名前は知ってるけど、殆どプレーを見たことのなかった選手達もチェック。

何と言っても今回、塩野引退という悲報が最大のトピックです。

ずいぶん小柄でカットマンとしてはまるで恵まれない体格ながら

信じられないまでの守備力と突進しながらの一撃は本当に見事でした。

私は知りませんが、大変な人格者らしくてたいそう人気者です。

シングルス最後の試合は、ベスト16を賭けた試合で相手は上田仁くん。

こりゃまぁ、勝つのは難しい相手です。でも、見ごたえのある試合でした。

塩野負けた時、会場からは大きな拍手が長く続きました。

多くの卓球ファンが彼のことを大好きだったんだなぁ、愛されてるなぁって

しみじみ感じました。もちろん私も愛してるよ。惜しみなく拍手を送ったよ。

ダブルスでは同じ東京アートの後輩カットマンの村松と組みました。

あろうことか、張本宇田の中学生コンビに負けて終了。無念。

その村松ですが、昨年末にインフルエンザに掛かって練習不足気味、

体調も万全ではなかったとの事ですが、シングルスもダブルスも不甲斐ない。

彼は現在、世界ランク21位という立派な肩書きを持っているのですが

正直、私は彼が素晴らしいプレーをしている姿を見たことがない。

私の見てない所では、相当強いみたいなのですが・・・

今年の世界卓球の代表選手にも選ばれたので、是非、大活躍してほしい。

シチズンの御内、今年は良い成績でした。

長身で手足長く、いかにもカットマンという体格。攻撃も上手で

ドライブの引き合いなどもよく披露してくれます。

そんな展開になって、攻撃マン相手に最終的に打ち勝つことは稀ですが

ガッツもあるし、応援しております。

ぼちぼち年齢も高くなってきたので、今後、日本代表になるといった事は

おそらく難しいかなと思いますが、塩野だってアラサーになってから

とんでもないピークを迎え、日本代表になったので、諦めるのはまだ早い?

社会人で今、最高に注目しているのは信号器材という会社。

ここは元々、キャプテンがカットマンで、彼自身はそんな強くはないけど

この度、大学で活躍したカットマン2名参入し、守備型帝国になりました。

きっと監督かコーチが私のようなカットマンフェチに違いない。

厚谷と英田。なかなか強いのです。男子ダブルスではベスト16まで進みました。

大卒なので、もちろん若くはないのですが、今後とも楽しみな二人です。

しかし今、中学高校大学生で強い男子のカットマンなんているのだろうか?

木曜日、元気だったら一人くらい見つかったかもしれませんが

金曜日にはもう見当たらなかったです。

全員がシェーク裏裏ドライブ型だなんて、本当につまんない。

まぁ、カットマンはまだ何人かいるから良いとして

日ペン式ドライブマン(裏面なし)の有望株、現れないかな〜?

カットマンだって、うかうかしていると絶滅するかも。

今後、指導者になるであろう塩野がまずは5人くらい

全日本で活躍できるカットマンを育成してくれたらいいんだけどなぁ。

ペンドラ吉田海偉はまだまだ現役続行するらしいし、彼は引退しても

有能な指導者になりそうな気配がないな・・・偏見ですが。

田勢はせっかく日本代表ジュニアの監督をしているのだから

めぼしい幼子を発掘してシェークを捨てさせ、ペン速攻の英才教育を!

・・・ってアタシが卓球界の偉いさんだったら指令を出すんだけどな。


  • 2017年1月27日

全日本卓球選手権の観戦を大いに満喫して来ました。

毎度の事ですが、カットマンの試合ばかり注目して見て来ました。

カットマンがバックカットを引く姿がただただ美しくて好きなのです。

それと同じくらいに好きなのがペンホルダーのバック(裏面はダメ)ですが

全日本では日式ペンドラは吉田海偉除き絶滅してしまったので

残る楽しみはカットマンだけです。

とはいえ、昨今のカットマンといったら、全日本レベルになると

男も女も全員が攻撃マンか?という位に攻撃力がありまして

ひたすらカットを引きまくるような選手はもう勝てないみたい。

私が見た試合のうち、佐藤瞳vs牛島星羅のカットマン対決は終盤に入って

促進になったのですが、なんとレシーブ側の選手が先に攻撃を仕掛けて得点をする

という、目が点の局面が何度かありました。

相手にミスらせてウッシッシってのがカットマンの醍醐味なのに

自分から攻めるなんて、お前はそれでもカットマンか!!?と

小言の一つも言いたくなるようなテイタラク。これも時代の流れである。

男子の部では・・・

かつては青森山田帝国が日本卓球界を隅々まで支配していたのだけど

愛工大(名電)の時代がやって来ました。野田学園の時代は早くも終わったみたい。

社会人では、やはりかつて覇権を掌握し続けていた東京アートが没落。

今回、シングルスで誰一人ベスト16に入らなかった。アンビリーバブル!

そして俄然上り調子なのは、協和発酵キリン。ベスト16に4人ランクイン。

社会人1強時代の到来か?

若手では、これまでパッとしないなぁと思っていたエリートアカデミー勢が相当良い。

張本、宇田といったほぼ新入生についてはエリートアカデミーの功績とはいえないかも。

卒業生がなかなか立派に成長して良い結果を残している。

彼らが現役の時にピリッとしなかったのは、やはりエリートアカデミーの功罪か。

女子の部では・・・

黄金世代の一角、平野美宇ちゃんの優勝は素晴らしかった。臥薪嘗胆おめでとう。

それ以外のメンツは伊藤美誠筆頭に期待に応えられなかった大会でした。

世界で結果を残しても、全日本という舞台は特別な何かがあるのだなぁ。。

女子では着々と世代交代が進んでいる感があります。

社会人では日本生命、サンリツといった強豪チームの勢いが若干落ち目になり

アスモと十六銀行の新人がなかなかの快進撃を見せて今後、日本リーグは乱世の予感。

あまり注目されることのない大学生達も頑張っております。

かつては淑徳と早稲田が2強でしたが、今は専修大、中央大の時代のようです。

関西勢では同志社大学に強い選手が多い。今後注目したいと思います。

四天王寺やミキハウスも相変わらず強いですが、なかなか頂上の方には進まない。

平野早矢香や小西杏がベンチコーチをしていたのが妙に感慨深い。

応援席では高瑜瑶を近くで見ましたが、美しかった。

以上、全般に対する所感でした。


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